かつては，読点「，」で句点「．」にしていました。
かつて当方が書いた横書き文書はすべて「，」と「．」で統一していました。というのは，日本語は本来縦書きであり，そこで使われる「、」と「。」をそのまま横書きで使うというのは「とってつけた様な」感じがしたもので，単なる間違いだと思っていました。当方の専門分野の電気工学や物性系の論文，教科書はすべてそうだったはずです。そのせいか，横書きで「、」と「。」を使っている文書は非常に違和感がありました。当方は，（仕方なく使いだした）文末の「。」にはなんとか慣れたのですが，読点の「、」を横書きに使うのはまだ違和感があります。はっきり言ってキモチワルイのです。
しかし，ハタと気がついてみますと，ネットに出ている殆どの文が「、」になっています。そしてなんと，一昨年くらいに正式文書でも，横書きで「、」と「。」を使うことに決められたのだそうです。時代の流れなのかもしれませんし，多くの人が使う使い方が「正義」だとすれば，致し方ないのかもしれませんが，当方は当分読点「，」で行きます。
殆ど同意は得られないと思いますが，当方が横書きで「、」がキモチワルイと感じる理由は，「慣れ」と言ってしまえばそれまでですが，縦書きでは下に流れる目線で見慣れた「、」が，私にとっては横に流れないのです。
スマホなどの多くの仮名漢字変換ソフトが，初期設定で読点が「、」となっており，いちいちそれを「，」に直すのが面倒な場合，やむを得ずそのまま使う事がありますが，内心忸怩たるものがあります。
この記事へのコメント
プー太の父
横書きの方が読み書きやすくなってしまいました。
私は横書も縦書きも考えないで「、」を使用していました。
mk1sp
正式文書（公用文）のルールがあるのですね。
ちなみに、個人的に、句読点がなくても分かり易い文章が理想です
ご参考）https://shuchi.php.co.jp/article/9249
Enrique
小中学校の原稿用紙は縦書きでしたので，「、」と「。」を使っていましたが，ワープロを使い出した学生時代からは，カンマとピリオドで通していました。やむなくピリオドは白丸に変えたわけですが，結構ストレスがあります。
ちなみに当方が持っている横書きの専門書等はすべて「，」と「．」でした。
Enrique
日本語は本来縦書きであり，句読点等もなしのわだち書きが良いのでしょう。その前にきちんとリズムを踏むのが良いのでしょうが，俳句や短歌でも破調のものもありますし，一般の文章を読みやすくしたものでしょう。
毛筆で書く様に，上から下の流れが音を生み出しますので，横書きではなんらかの対策は必要だと思います。もっと言えば，漢字もひらがなも縦書き用で横書きには出来ていませんね。
句読点の存在前提で言えば，かつて横書きは右から左に書いていましたが，これを西洋語と同じ様に左から右にした時点で，カンマとピリオドを用いたのだと思います。
句読点は使わないのが理想との御意見には同意ですが，必要悪な（必要悪だから？）「、」と「。」を，そのまま横書きにも使うのはどうかな？と当方は思います。
よしあき・ギャラリー
気持ち悪く感じた方がおられるとは夢にも思いませんでした。
Enrique
世の中はその様な方が多い（殆ど）なのだろうと思います。
この手のものは「多勢に無勢」で，諦めるしかないですが，正直なところ今もダメです。全て「，」「．」でしたから。初期から全角文字で用意されており，ワープロ初期は横書きは「，」「．」が標準でした（当方もそれで統一していました）。
ここにも「タンバリン現象」があるのだろうと思います。タンバリンの場合は，文科省が「タンブリン」だと頑張ってくれるので良いですが，句読点は役所も世の趨勢に流されているようです。
上山完
kazg
Enrique
わかち書きで正しいと思います。タイプミス（轍を踏んだ？）ですね。
疑心暗鬼させてしまいゴメンなさい。
Enrique
当方の分野ではまだ「，」を使っていますので，当方は当分これで行きます。よほどダメ出しされたら考えます。